この度のコモドクルーズは、スクーバワールド様のチャータークルーズにて、
温かく透明度の高い北側の海での航海をお楽しみいただきました。
すでに乾季に入っているコモドエリアではございますが、珍しく雨が降り、少々残念ではございましたが、
インドネシアの伝統的な帆船でのクルーズライフを、ゆったりとお楽しみいただけたのではと思います。
北廻りということで、この度はコモド諸島の北西に位置するバンタ島まで足を延ばしました。
普段あまりダイバーの訪れない場所で、珊瑚の元気なエリアも多々あったように思います。
また、バンタ島ではどのエリアでもマンタがクリーニングに訪れており、
水面でもマンタを楽しむことができました。
その後セントラルエリアへ移動し、海峡中にあるポイントのバトゥボロンへ参りました。
周りはすごい流れに囲まれており、エントリー直後は皆様少し緊張気味の方もいらっしゃいましたが、
水中では数千、数万にも及ぶキンギョハナダイがリーフを覆い、
悠々と泳ぐコショウダイ類、ボトムで寝ているホワイトチップリーフシャーク、
珊瑚の上にかわいらしく腰を下ろすバスコ―ムトゥースブレニーなど、
たくさんの魚達をご覧いただけたと思います。
セントラルエリアは北と南の栄養素の違う海水が交じり合うポイントですので、
同じタテジマキンチャクダイでも、太平洋タイプ、インド洋タイプ、
さらにはハイブリッドも同時に見ることができるエリアでもあります。
そして、北エリアの豪快ワイドポイントでは、ムレハタタテダイが至る所で泳ぎ、
ウメイロやタカサゴ類がたくさん群れ、
その魚達を狙ってロウニンアジやイソマグロが目を光らせていました。
魚が一斉に動くときのドーンという音も、大変迫力のあるワンシーンだと思います。
今回のコモドの海況は・・・
北エリア:水温±29℃ 透明度±20m
セントラルエリア:水温±27℃ 透明度±17m