この度のコモドクルーズでは、天候に恵まれ、透明度のよい海況でした。
透明度の良い海に広がる群れる魚やきれいなサンゴの様子といった水中景観は、
さらに美しく目に写っていたと思います。
北エリアでは、巨大ロウニンアジやカスミアジ、
その周りで大きな群れを成すハギ類やフエダイ類をじっくり観察いただけました。
そんな中、今回特別ゲストとして深場に登場したのは、イレズミフエダイ!
個体数は少なかったものの、サイズは大きく、その色艶やかな様子は大変印象深いものでした。
セントラルエリアのバトゥボロンでは、
太陽の光を受けたサンゴと無数のハナダイのコラボレーションが素敵でした。
また、絶滅危惧種のタイマイが優雅に海を楽しんでいる様子や、
可愛いギンポがリーフのあちこちに登場する様子など、
ワイドもマクロも充実した1本となりました。
南エリアでは、人気のコールマンシュリンプやゼブラガニなどの甲殻類や、ウミウシ類が続々登場!
また、このエリア特有とも言える、触手を出しているシーアップルの様子や、
深海性のキノコカイメンなどの希少な底生生物をじっくり観察いただけたと思います。
そして、今回の最大の見所は、マンタアレーでの次から次へと登場したマンタでした!
水底28m付近のクリーニングステーションに、
ブラックを含めた10枚以上のマンタが集まる様子は非常に見応えがあり、
チャネルに列をなし登場するマンタ(その数13枚以上!)の様子は、
まさに「マンタの小道」という名に相応しい光景でした。
今回のコモドの海状況は・・・
北エリア:水温;±30℃ 透明度;±20m
南エリア:水温;±26℃ 透明度;±12m