今回はかなりの少人数でして、とってもとってもこじんまりクルーズ!
ゲストの皆様には広々とした船でゆっくりのんびりとお楽しみいただけたのではと思います。
水中も大当たり! まずはコモドの北エリアからご案内してまいりましたが、
流れもゆるやかでたくさんの魚たちが集合していました。
ムレハタタテダイはあたり一面に群れており、ヒラニザは壁を作り、
そこに隠れるようにギンガメアジやロウニンアジが混じっていました。
タカサゴやウメイロ類は天の川のように群れ、
時々動き回るクマザサハナムロの群れは流れ星のようにも見えました。
そんな中サメはぐるぐると元気に泳ぎ回り、
まさに一日中天然水族館モードのコモドの海をお楽しみいただけたと思います。
マンタは連日のように出没、さらにはコモドの風物詩、イレズミフエダイの群れにも遭遇!
この時期になると深海魚のイレズミフエダイは産卵のため、浅いところにあがってきます。
そして砂地エリアではゴールドスペックジョーフィッシュが口内保育、
サンゴエリアではテンジクダイ類も口内保育!
チョウチョウウオ類は群を成し、命の芽生えを感じる水中でした。
ナイトダイビングでも同様に、多くの同じ種類のウミウシがいたり、エンマゴチがたくさんいたり、
こちらも繁殖行動のように見えました。
そのほかにも、ボブテイルスクイッドやハナイカといった人気生物、
とっても小さなカサゴの赤ちゃんや、「タマシイちゃん」の愛称で人気のアオサハギの幼魚など、
かわいらしい幼魚たちもたくさん見られました。
最終日はセントラルエリアの大変きれいなサンゴを堪能!
楽園と呼ぶにふさわしいシアバブサールでは多くの魚たちとアオウミガメに癒され、
大人気ポイントのバトゥボロンではちょうど潮のタイミングがよかったので全体を1周することができました。
きれいなハナダイに包まれて、素晴らしい時間をお過ごしいただけたのではないでしょうか。
全体的に少し水温の低い今回のコモドの海でしたが、魚コンディションは、大変素晴らしかったと思います。
今回のコモドの海況は・・・
北エリア: 水温±27℃ 透明度16m
南エリア: 水温±23℃ 透明度12m
中央エリア: 水温±25℃ 透明度14~16m
でした!