この度のコモドクルーズでは、先週に続きましてコモドの北廻りルートで皆様をご案内致しました。
通常のルートではめったに行くことの無い、コモド諸島の北西に位置するバンタ島まで足を延ばし、
大変透明度の良い海で、元気な手つかずの素晴らしい珊瑚をご覧いただきました。
そして、出ました!グレートハンマーヘッドシャーク!!!
少々深度が深かったですが、なんとかその姿を捉えることができた方もおられたと思います。
また、北エリアの豪快ワイドポイントとして有名なキャステルロック、クリスタルロックでは、
潮の廻りが早く、場所によっては流れの強いポイントもございましたが、
それだけ多くの魚が集まっていたと思います。
流れの当たる根の先端にはタカサゴ・ウメイロ類が群れ、
その上をお腹を空かせたロウニンアジが狩りのタイミングを計っており、
リーフ沿いではサメがぐるぐると周っていました。
なかなかハンティングに入らないロウニンにじらされながらも、
最後にはどこを見ていいか分からないほどの魚に囲まれ、
大変素晴らしい光景をご覧いただけたと思います。
ロウニンアジ・イソマグロがそれぞれ編隊を作り、
ヒラニザ・ツバメウオが壁を作り、流星群のようにクマザサハナムロが飛び交っていました。
最終日のセントラルエリアでは、目の前が見えなくなるくらいのクマザサハナムロが群れており、
ロウニンアジが活発にハンティングをしていました。
リーフを覆うほどのハナダイ達は、ロウニンアジが狙うたびにリーフに姿を隠し、
水中にはドーンというハンティングに入る瞬間の音が何度も響きました。
今回は全体的に少し曇りがちではありましたが、最終ダイビングでは晴天で、
セントラルエリアの大変綺麗なサンゴと美しいハナダイ達に囲まれながらのダイビングとなり、
気持ちよく締めくくることができたと思います。
今回のコモドの海況は・・・
北エリア:水温±29℃ 透明度±22m
セントラルエリア:水温±27℃ 透明度±18m