今回はプロカメラマン鍵井靖明さん率いるフォト派の皆様のご乗船でしたので、
鍵井カメラマン推奨のコモドのスペシャルエリアをお楽しみいただくルートでご案内致しました。
初日は、セントラルエリアの海峡のど真ん中にある大きな岩の岩陰を楽しむという
バトゥボロンというダイブサイトで2ダイブ!
流れの速い海峡中ですので、陸上からも見える岩の周りの渦に、誰しもが驚かれます。
そんな中、水中では流れを有無ともせずロウニンアジがひしめき合っておりました。
また、数千、数万にも及ぶキンギョハナダイがリーフを覆い、
浅瀬に差し込む太陽の光によって大変美しい光景をご覧いただけたのではと思います。
2日目からは鍵井カメラマンお勧めの南エリアでのダイビングをたっぷりとお楽しみいただきました。
底生生物の宝庫である南エリアでは、色彩豊かな光景が広がります。
至る所に生息しているネジレカラマツ、色とりどりのウミシダ、様々なタイプのホヤ、
花が咲いたように出ているサンゴの触手など、
フォト派の皆様の構図にはどのように刻まれたのか、大変興味深く思います。
そこに生息するギンポやベニハゼ、ウミウシなどが、それぞれの絵を飾ってくれたのではないでしょうか。
また、マンタポイントでは多くのマンタが登場しました。
近距離でのマンタの乱舞は、大迫力です!!!
最終日は北エリアの温かく、透明度の高い海でお楽しみいただきました。
エントリー前にはイルカも群れており、ダイビングを盛り上げてくれました。
水中ではあらゆる所にムレハタタテダイが群れており、
ヒラニザなどのハギ類が壁を作るように集結していました。
さらに、大潮前でしたので多くのカスミアジが群れており、
ロウニンアジと共に音をたててハンティングに入る瞬間は、
タカサゴやウメイロ類の群が一気に動き、まるで流星群を見ているような光景でした。
きっと素敵なお写真になったのではと思います。
今回のコモドの海況は・・・
北エリア:水温±29℃ 透明度±20m
南エリア:水温±26℃ 透明度±12m
セントラルエリア:水温±27℃ 透明度±15m